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ラサ路地裏日記

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2004年1月

2003/10/23

今日も朝起きると、、パーゴーを1周してきました。チベッタンは大体3周するらしい。朝のパーゴーはホント気持ちがいい!私も、結構好きなのだ(^^)
本日ラサは初雪です。まだまだ小さい雪なんですが…。
いよいよラサも巡礼シーズンですね。パーゴーには、巡礼者が増えてきました。田舎から家族連れなどで色とりどりの衣装を着た団体チベッタンが、目をキョロキョロさせながら嬉しそうにツクラカン(チョカン)に参拝しています。こういう光景を目にするとなんだかアッタカイ気持ちにさせられます。

最近急に冷え込み、風邪をひいている人が多いです。私もその一人(^^;寒くなってきたら、夕食には温かいデトュック(ヤク肉入りお粥)や、お馴染みのテュクパ(チベットのうどん)、パテュック(小麦粉を小さく練り貝殻みたいに丸めたものと千切り大根のうどん)などのチベット料理が多くなってきました。1歳2ヶ月になった息子も、デトュックが大好物です。お茶碗に3杯は食べてます!
ところで我が家にも、とうとうADSLが導入され、やっとこのサイトを立ち上げることが出来ました!ラサも進んでるなぁ…と思う今日この頃。しかし、電話を付けたりその他何でも申請の要るような事柄は、日本に比べると何かと時間がかかります。何日も待たされたり、約束の時間に来なかったり・・・こちらから、うるさいほど催促しないと普通以上に待たされる。だから、何かとパワーが要る(笑)
お陰で、少しは強くなったかなぁ・・・


モンゴルのツォンバ(商人)

台所の干し肉

2004/1/11(日)

  今日は午後から、親子3人でブラブラと北京中路などを散歩。最近、この辺りはデパートが増え続けて日曜日となると人通りが結構多い。何週間か前にOPEN したばかりのデパートの食品売り場に、とうもろこし(子供のコーンスープを作るのだ)を探しに入った。このデパートは、きっとラサでは一番大きく設備や品物も揃っていると思う。それに、値段も少し安いのだ!主婦魂(^^; あのラサデパートよりも質的には上をいくだろう。そして、その1階には韓国のハンバーガーSHOPもある。初めてこれを見たときはビックリした。とうとう・・ラサにもこういうのが!?と。 まだ一度も入ったことは無いけれど、いつもお客さんが結構入っている。値段は高いのに。1品20元位している。(日本と対して値段が変わらない) 3階の婦人服・子供服おもちゃ売り場には、ココは上海か・・・と疑うほどまぁまぁイケル物やおもちゃが沢山ある。電動式の乗り物は、子供連れだとタダなのです(^^)他の所だと1元取られる(^^;時々、子供つれて遊びに行こうかと思います。そうそう、カメラ持ってたのでこのデパート内の写真を取ろうとしたら、警備員に止められたのでご覧いただけないのが残念。次回、機会あったら画像を載せます。
  最近、ロサ(チベット歴正月)の装いの為にショッピングしている人が本当に多いです。私から見るとまだまだ先のことなのに・・と思うのですが。(約1ヵ月半後)
  でも実は、理由があったのです。ロサ間近になると、何もかも値段が上がるのです。なので、それまでに必要のあるものは値段が上がる前に買っておくのが良いそうな(^^;
皆、日曜日のお休みなどに、ちょこちょこ正月の為に買い物しています。両手に荷物一杯持って、行きかう人々はホクホクとした表情でロサを心から待ち望んでいるよう!これは何も服だけに限らない。チベット人は、大好きなヤク肉を今から大量に買って干し肉にするのだ。その他、羊肉・一般の牛肉も。実は我が家も、2週間前にロサ用の干し肉にする為、モンゴル人の商人から牛肉を買い適当な大きさに切り、現在台所に吊るされています(^^;
ラサの気候は、冬は寒く乾燥しているので、あっという間に良い感じのドライビーフになってきました。これを時々私の夫がつまみ食いする(^^;ロサまでに無くならなければ良いのですが…(笑)
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1/14(水)

 昨晩、子供が急に熱を出したので、今日は朝からミマ メンカン(人民医院)に行ってきた。今週は病院通いが多い。月曜日にはメンツィカン(チベット医学院)に私の歯の治療へ。(詰めていたものが硬い安物ガムを噛んでいる間に取れてしまった。)
我が家は急病の際には、取りあえずミマメンカンへ行く。ラサでは、軍医院が一番評判が良いと聞きますが、まだ行ったことないです。メンツィカンは、私も以前子供が長期の下痢をした時によくお世話になったが、診断が他よりも群を抜いて良いと思う。なので我が家は原因が知りたかったら、メンツィカンへ行っている。でも、私は知り合いのチベット人の母親達から、チベット薬は子供にはキツイから2歳を過ぎてから与える・・・とよく聞かされていたので、薬を貰ってもまだ子供に与えたことは無い。本当のところはどうなのか!?

  ラサは、2日くらい前から非常に冷え込み始めたせいか、ミマメンカンの小児科は、風邪を引いた子供とその家族とで満員状態。ココでは、風邪や熱の治療に大体点滴が用いられる。私の子供も生まれて1ヶ月くらいの時に、風邪の治療で初めて点滴を打った。それも、額に針さして(^^;あの時は正直言ってびびった(笑)今回は2度目だし、子供も歩ける歳なので落ち着いていたが。しかし、非常に時間がかかる。今日も朝10時半から点滴3回して、家に着くともう6時。病室のベットの空きを待つのにも時間がかかった。足りないので、1つのベットに二人子供を寝かして状態も結構あった。子供の付き添いは、母親だけの場合はほぼ無いだろう。大体両親揃ってか、或いは母親と祖母or母親とその姉妹や親戚の女性、そして母親とパーモ(お手伝いさん=中国語。チベット語でも同じような意味でヨボという言葉はあるが。)の組み合わせが多い。日本では、子供が風邪や熱を出した場合、母親だけが付き添って行くことが多いと思うのですが。以前初めてこの光景を見た時、チベット人って本当に子煩悩なんだな・・・って思った。もちろんそうだと思うが、日本と違って習慣・生活環境が違うので、母親一人だけで病院通いするのも大変だと、今は思う。自分の方が先に待っていても次から次に順番抜かしをされるし、点滴の薬も病院内の他の場所へ買いに行かなくてはならないし、ベットの場所取りも大変だし(笑)なので、皆で力を合わせていかなくちゃ普通の生活をするのだけでも結構大変なのかもしれない・・。だから、チベット人は親戚や友人との繋がりが強いのかな・・・。日本も昔はそうだったと聞くが。



ダムニェン弾き


アパート中庭の子猫


ラサの月

1/18(日)

最近、ダムニェン弾きが玄関前まで、ジャンジャン…と音をさせながらやって来た。それを聞きつけた息子が興味深そうにしているので、玄関を開けてそのダムニェン弾きの男の子に何曲か弾いてもらった。突然現れた小さな音楽家の演奏に、息子はわき目も振らず見入っている。 実は私も、弾き流し的なものに惹かれます。日本も、まだどこかにはあるかとは思うけど、ココよりはそんな機会は少ないでしょ・・・!?なので、その男の子にお駄賃をあげるとき、「また、時々来てね!」って言うと、私の横からお手伝いのぺマ ラも「あなたのダムニェン良いってさ・・!」と。それを聞いた男の子は嬉しそうに笑って、ダムニェンを弾きながら階段を下りて行った。今度はいつ来るかな・・・。

 冬になると、ラサにはチベット各地から巡礼者がやって来るため、物乞いが必然と多くなる。チョカン寺まで歩いて1分の我が家には、毎日のように物乞いがやって来る。大きな声で『アジャラー・クチ・クチ・ツァンパ・デター。ミ・ツェリン・ギャワ・ラムド・ヨンワショ。』お姉さん、お願い。お願い。ツァンパを分けて下さい。貴方に長生きと幸運が来ますように・・・。)と、言葉に独特のリズムを付けながら、アパート内の全ての玄関前まで行き、中から人が出てくるまで(結構しつこい!?)大きな声で言いながら待っている。時には、『ツァンパは要らないからお金をくれ』・・・とちょっと我がままな人も来る(^^; 毎日のように来るので、お陰で私の息子は聞き覚えたらしく、その声が聞こえると、ちゃんとした言葉にはならないがそれらしきリズムを付けて歌うようになってしまった!・・・ちょっと、将来が心配!?

  ラサは、日本が失った懐かしい生活の音や静けさ・匂い・光りがある。 朝、アパートの中庭には色んな商人がやってくる。それぞれの言葉に独自の節回しを付け、声を張り上げながらお客さんを探している。まるで、歌のようで心地良い。アパートの外からは、三輪で商売の品を運ぶ音。隣のお婆さんのお経を上げる声。共同水道のある中庭からは、手でゆっくりと洗濯する音・・・様々な、人の営みが音となって伝わってくる。

  ラサも最近、車が増えたとはいえ(今通渋滞もあるのです。)、パーゴー付近に住んでいると、全く車の音は聞こえてこない。なので、日本に一時帰国の際、始めの2週間ほどは、車の音や電気関係の音が気になってよく眠れない。
日本は人工的な音が多すぎて、生活の音が掻き消されているのかな・・。

  夜、満月あるいはそれに近い日は、本当に明るい! 自分が、月に照らされている・・っと言っても過言でない位。
そんな夜、トイレに行くときは(もち、アパート内の共同トイレ)、寒くても少し立ち止まって、空を見上げることにしている。 日々の生活を繰り返していると、大好きなチベットに居る事を忘れて生活に埋もれてしまっている・・・。
月明かりがある夜、空を見上げると 「あー、ここはチベットなんだ・・・」って改めて実感する。

 

            

1/22

今日は、中国の正月の「春節」の初日。昨晩は夜の12時前後から、爆竹や打ち上げ花火がゴーーーと鳴り響いてた。その頃にはもう、私は布団の中だったが「いつ終わるのかな・・」と、思っている間に寝てしまったので何時に終わったのかは覚えていない(^^; 以前住んでいたアパートの窓は、チベット式で木の窓だったので昨年の春節は、とてもうるさくて子供が起きないかビクビクしました。今年は皆、安眠でスヤスヤ(^^)
  会社勤めの人は、もちろん今日はお休みです。なので、どこもかしこも日曜日のように人通りが多い。最近は春節でも、デパートなどはほとんど開いていてビックリします。(中国人経営の小さい商店などは休んでいます) 何年か前までは、結構静かだったのに・・・。 
  変化が激しいですよね。ラサは、住んでいても(中国も!?)変わりようが激しいのが分かります。急に店を作り出してオープンしたと思ったら1ヶ月やそこらで、「あれ・・、この前までは食堂だったのに、今は服屋。」…っていうことが多いしそのまま閉めたまま状態も。
  そうそう、最近発見したんですが・・郵電局に近い所に小さい店ですが、海外のブランド物を販売している店を見つけました。グッチやクリスチャンディオール・フェラガモなどがある。オーナーはチベット人で1ヶ月ほど前オープンしたばかり。成都に本店があって、ラサの店はそのオーナーの従兄弟の若いチベット人女性が任されているそうです。(彼女、とってもお洒落なのだ)香港から入荷していると言ってました。でも、本物かな・・(^^;手持ちバックは600元から700元くらいで一応ネーム入りの袋は付いています。(保証書らしきもの有り) でも、ラサは物価が高い!以前の話ですが、上海にもラサにもある服のチェーン店ですが、同じ時期に上海で、そこのあるセーターの値段を見たら50元でした。その後ラサでその店の同じセーターの値段見てビックリ!なんと、100元だったのです。それからの私は、その店のあるいはその類の店の商品の値段を見るたびに、本当はこの半額・・・と考えるとまず買えなくなってしまいました。たまに、安く言ってくれますが上海並みの値段には負けます(^^;
  今日の写真は、夕方頃ツクラカン前を歩いてたらグッと眼を引くお二人さんが!思わず二人を追い、「あなた達の写真を取っても良いですか?」・・・(男)「あんたはどこから来たのぉ!?」「日本からです。」「良いよ、良いよ。」ラサ言葉が出来る人でした!ラッキー!恥ずかしがる女性を「お前も前をみてやれ!」(カム言葉なので分からないが、多分そんな事言ってる(^^;・・・・と本当に愛想の良いおじさんで(見かけはおじさんぽいが、見かけより若いはず。)写真を取らせてくれました。カムのデルゲの近くから来たそうです。お礼を言い、家に帰る途中思わず「カムパってめちゃ愛想良いやん!!ええやんか!」…と、日本語でハリキリ独り言(^^) 私の周りには普段カムパがいないので、なんかちょっと勇気が要ったのです。カッコいいけど、ちょっとコワイ。それにカムゲ(カム言葉)知らないし。
  あっ、一人だけいる。最近友達になったばかりですが、私の周りにもカムパが!
でも、彼女チベット人ぽくないからか…すぐ思い出せなかった。ラサの某銀行に勤めていますが、英語・中国語バッチリでチベット語(ラサ)が少しなのだ。彼女もデルゲ出身だ。そういえば、初めて出会ったとき、ほんとうぉに(^^;彼女も愛想が良かった。それに、ストレートな物の言い方。ラサの人と違う。

 


           

1/26(月)

今晩は、大好きな火鍋を食べに行ってきた。私達が行く火鍋の店は、大体いつも決まっている。 「揚揚(ヤンヤン)火鍋」だ。この店は、超有名なのだ。美味しくて値段も安い!老板(オーナー・中国語)はもちろん中国人で使用人も中国人。しかし来る客は、チベット人だけ。(たまに中国人も来ると思うが、今まで見たこと無い。) いつ行っても、超満員。待ち客もいつもいる。私達も待ってやっと席が取れた。私は基本的に待つことは嫌いなのだが、ここの火鍋を食べるために最高1時間待ったことがある。(自慢じゃないが。。)
ここの老板は、以前ラサで物乞いをしてたという。それが今や、超有名火鍋レストランのオーナーなんだから!ラサでは珍しく、使用人全員がキビキビと良く働いている。オーナーも、一緒になって忙しく立ち回っている。夫に聞くと、8年ほど前からこの店はラサにあるらしい。私が初めて行ったのはまだ2年ほど前からだが、その間に2度店の場所が変わり、さらに大きく店をリニューアルし・・・・と繁盛しているのがよく分かる。
ラサには物乞いが多いが中国人の物乞いも結構いる。チベット人は、貧しかったり、体が不自由だったり、年老いている物乞い、お坊さん、巡礼者などに親切で、道端などでも通りがかりの人はよく小額のお金を与える。そんなチベットの魅力!?に引き付けられて、はるばる遠くから中国人の物乞いもやって来るそうな。 この火鍋のオーナー以外にも、物乞いからラサで成功した有名な中国人がいるという。
しかし、寒い日の火鍋はホントに旨い!!(日本に一時帰国したりすると火鍋の味が恋しくなる管理人)
  しかし、食べ過ぎると…今現在「気分悪い・・・気持ち悪い・・うぅ・・・」となっている私の夫のような状態に(^^;
でも、食べ過ぎてしまうんだな・・・これが。後一口…後一口…と思っている間に(笑)
このレストランに行きたい方は、チベット人にあるいは、パーゴー付近で誰かに聞いてみてください。多分、直ぐにお店は分かると思います。

 

           

1/29(木)

 昨晩は、最近ラサで人気上昇中のチベット人ロックバンド 『バジュラ』 が、新世紀ナンマ(北京中路)で生演奏するというので、私達も行ってきた。この日は、このナンマの4周年記念ということで普段とは違った色んな出し物があって結構、面白かった。 客のほとんどは、私達同様に(^^;特別出演の『バジュラ』を見にやって来ている模様。なぜ、この『バジュラ』が最近人気があるのか・・・というと、チベット人として初めての本格的なロックバンドなのだそうです。(多分、ラサ或いは自治区内で。)チベット人のロックバンドは、この『バジュラ』以外にもいるらしいのですが、例えば曲・歌詞などにチベット的な要素が有り、チベット人が『バジュラ』に対して 本格的な・・・というのは、全て外国的な・・・ということみたいです。私の主人も、『ロックの事はよく分からないけど、今までこういったバンドは中国人ではいたけど、チベット人ではいなかったので、嬉しい!中国人だけでなく、チベット人もこういうのが出来るんだ・・・って思わせてくれる。』・・と言ってました。なので、昨晩のお客さんは若い人に限らず・・・って感じで(^^;中年層以上の方も結構いらっしゃいました。最近、ナンマの来客が若年層化してきたせいか(10代も多い)・・伝統的なチベットの音楽や踊りを見せるナンマが、ほとんど無くなってしまった感じがします。残念なことだ。。

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