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ラサ路地裏日記

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2004年6月

6/2 (水)

前回の更新が遅れた訳を今日お話ししますね。

ラサの公共アパートに住んでいると、電気代の値段が住人それぞれの条件によって違うのです。
名義人(つまり、持ち家)だったら、自動計量計算機の1の値に付き4角が正規の電気代となるのですが、もし名義人でなかった場合(賃貸など)には、1の値に付き1元の計算で電気代として払わなければならないラサの不公平な決まり+古い・ズルイ習慣が残っています。
本当のところこんな法律は、無いのです。ちゃんと、中国の電気関係の法律の本で証明出来ます。我が家は、もちろん賃貸です。でも、ゴ・シンバ(知り合い・コネ)のお陰で、今まで4角で計算し支払っていたのですが、突然アパートの住人が、賛成出来ないとかなんとか言い出し…しかし、私達は絶対にそんな計算では支払いはしない!と断わった挙句、他の住人にそんな権利も無いのに、我が家の電気の線を切られました(^^;
結局、その夜は蝋燭で過ごすはめに……
私達が住んでいるアパートの住人には、名義人で無い人々も幾家族か住んでいますが、もちろんその住人達は1元ずつ支払っています。皆、これを法律だと信じている!?或いは、問題となるのがが怖いらしく、波風立たないように、渋々支払っています。以前にアパートの仕切り屋のおじいさんに、こんな法律は無いのになんで1元ずつ支払わなくてはならないのだ?それも、不平等に人によって違う。すると、そのおじいさんは「法律は知らないが、ラサでは皆同じことやってる!」と言う始末。話にもなりません。皆やってたら、悪いことでも同じことする…でも、一人では何も出来ないということですか!

部屋の名義人である場合、やはり一定の時期に税金を支払うそうですが、賃貸の場合には、賃貸料はちゃんとその部屋のオーナーに支払っているのだから、電気代は使用した分だけのはずなのに。
前のアパートに住んでいた頃もそうだったけど、ラサの電力会社にアパート全家の支払いに行った事があるけれど、やはり会社には、使用した分だけを支払いました。なのに、そこにアパートの住人が不公平に独自の計算で支払いを要求する。そこから、アパートの諸々の修理・改善などに充てるという…集金するなら、平等に皆から要求すればいいものを。。要求する人物達は誰も、これをおかしな事だとは思ってないらしい。

結局、再びゴ・シンバの計らいで我が家は以前どおりの正規の計算で支払いを許可!?されたのですが。
理に合わないのに、何かと理由を付け…取れるところからは取る…というやり方。ここは何かと多いですね。
…っとまぁ、嫌な話はこの辺で止めときましょう(^^;

明日はいよいよ「サカダワ」本番です。雨が降らないこと祈っています。じゃないと、子供を連れてリンコルには行けない。
雨の場合には、夫婦交代でリンコルでしょう。
サカダワには徳を積む為に、貧しい人々や乞食などに喜捨しますが、それを目当てにラサには何百人の乞食などが集まります。最近では、中国内地から中国人の乞食がサカダワ目当てに来るそうな。また、乞食ではなさそうな人々もリンコルの道には大勢の人々が喜捨を待っています(^^;
夫の友人は去年のサカダワに1000元以上喜捨したそうです。それでも、足りなかったとか……
ラサのパンゴ(乞食)にとっては、1年で一番の収穫時でしょう!

言い伝えでは、15日のサカダワの夜には「サカ」という星が出るそうな。。
まだ、見た!という人には出会っていませんが……。


ヨーグルトライス「ショデー」


「ラビン」唐辛子入れると、もう…病み付き!



見てください!この喜捨を待つ人々を…。

6/9 (水)

更新遅くなりました。サカダワの日はとてもお天気が良くて、希望叶って、親子でリンコルへ行って来ました。私達が家を出たのは9時ごろで、自宅に着いたら1時になってました。ベビーカーに子供を乗せ、途中小休憩を取りながら。
チョポ・リ(ポタラの南にある)へは、チュンジェ出来ませんでした。 当日には、いつもより沢山の人々が押し寄せる為、チョポ・リへの入り口の通りに公安の車を詰め、禁止区域となりました。サカダワのパンゴ(物乞い)は、千人以上集まりますが。中にはパンゴで無い人々も沢山混じっています。
…その中国人の多いこと!!表現悪いけど、あんなに沢山のパンゴを目にしたら、なんか気持ち悪くなってきます。。
しかし、中にはそのパンゴ!?全員に喜捨している人々も結構います。一人に1角渡しても、確実に1000元以上喜捨することになります。今年も夫の友人は、1400元用意したそうですが、足りなかったそうな(^^;

暑い時期、そしてサカダワには大活躍のベジタリアン・フード『ショ・デー』と『ラビン』!
実は私…『ショ・デー』は食べず嫌いで、一度も口にしたことがありませんでした(^^;ヨーグルトとご飯と砂糖をミックス…と想像すると、どうしても食べたいなという気持ちになれなかったのです。それが最近、夫がショ・デーを食べてる際に、やはり一度は挑戦しようと思い、スプーン一口食べてみると…『え〜、美味しい!!』とビックリ!それ以来3日続けて昼食は『ショ・デー』に、はまりました(^^;
熱いご飯に、冷たい酸味のあるヨーグルト+甘い砂糖の不思議な食感!チベッタンフードって、意外な食べ方が多い気がする。想像だけじゃダメ!やっぱりトライしてみないと分からへん…って感じですね。

ちなみに夫の流儀で、ショ・デーには、最後に溶かしたバターを垂らして食べます。これがまた、美味しいのだ!マイルドな風味が出て。


6/15 (火)
日曜日は、リンカ(ピクニック)に行って来ました。
場所は、ラサ南にある「Shenzudao」キチュ河の近くです。静かでキレイ+設備良し。しかし、天候は最近の雨降りよりも最悪…結構降りました。

ここは近代的なリンカなので、雨が降っても個室でリンカ出来ます。(これって、リンカ!?)夫及び夫の友人達は、もっぱらマージャン(^^; 私の方は、数名の日本人とお菓子なんかをつまみながらお喋り。リンカと言えば、やはりノルブリンカが有名ですが…最近はリンカの時期に流行りものの催しなんかをしたりして、賑やか(果ては、ウルサイ!?)+汚い(ゴミがアチコチに…。)+人が多い為、他の静かな場所を選ぶ人も増えてるようです。ノルブリンカで、ハモ(チベッタンオペラ)がある日は良いのですが…。

昼食は食堂で、バイキング式の中華とチベット料理。
そうそう、チベット人はこういう際及び結婚式など、あまり料理を口にしません。沢山食べるのは卑しい+恥ずかしい…と思っているようです。でも、基本的にチベット人は外国人よりも食が細いような気もするな…。私や他の日本人達は、もちろんチベット人よりも良く食べました(^^;

私は、子供の夕食の支度をする為6時ごろに帰ったのですが、その後他の日本人が帰る際にリンカで出たゴミを持ち帰ったそうです。それを見た夫の友人は、「チベット人は1日中マージャン!日本人は1日中食べてる!しかし、ゴミの始末はチベット人も見習わなくては!」…と(^^;そうなんです。年々チベットはゴミが増え、大問題です。
ゴミの始末を、まだあまり深く考える人が少ないためか、悲しいことに素晴らしいチベットの土地のあちこちで、ゴミの散らかっている景色を目にすることが多くなった気がします。
以前、パーゴー近くである一人の若い外国人旅行者が袋を片手に、一生懸命ゴミを拾ってました。きっと、彼も悲しい気持ちだったのだろうと思います。しかし、そんなことしても後から後からゴミは出る。道路にゴミを捨てるのは当たり前と思っている人々の多いこと。掃除人が1日に2回程掻き集めているが、これって一般人のゴミに対する責任感を無くしている気もするのですが。。

それを知らずに、或いは知ってかゴミを拾い続ける男の子。彼を見ていると、本当に気の毒になりました。

 


「チュラ・ラーボ」(生?ソフトチーズ)



ゲーカン入り口

6/21 (月)

最近ずっと、天候が変わりやすく雨が多い毎日です。昨日は、バナクショー(土地名)にある「ゲー・カン」に行って来ました。以前、バナクショー付近で偶然そのゴンパを見つけ、近くの人に聞くと、「ユトュック・ゴンパ」だよ…と言っていたので、てっっきりあのチベット医学の祖「ユトュック」だと思い行って来たのですが…。ゴンパ内のクショラーに、改めて聞くと全く違っていたのでした。
「ゲー・カン」とは、神の王の住まい…という意味だそうで、ゲルク派の「ダク・イェルパ・ゴンパ」(タクツェ地方)に属しているそうです。「ロ・チョク・ユンデン・ゲボ」(南の仏教の守護尊)を祀っています。
ゴンパは小さく、ひっそりとしていました。クショラーもその方お一人だけだそうです。取りあえず、ゴンパ内を参拝させていただき後にしました。写真を撮ろうかとも思いましたが、
夫に、「この神様は位も高いので、写真を撮って何か罰が当たる…ということは無いとは思うけど、念のためによした方が良いよ。。憤怒尊だしね…」 と言われたので(^^;止めました。

最近、北京中路を歩いていた時に、ハッ…!!と眼に留まるものがありました。それは、「チュル・ラーボ」!!生チーズのようなもので、本当に美味しいのです!チベットの食べ物の中で一番好きなものは?…って聞かれたら、真っ先にこのチュラを私は挙げるでしょう(^^)
以前、夫と結婚する際に夫の故郷のロカへ一緒に行きました。その時に夫の親戚の家でトュクパと、そしてチュル・ラーボを初めて口にしたのでした。柔らかくてとろけるような感触そして、その味!!!
夏になると、時々ラサでもツォンバ(商人)を見かけます。食べてみたい人は、是非お試しを!!後悔させません(^^)




遊牧民の「クル」テント


「チュラ」 (これは硬いです。)


ナムツォから見えるニェンチェンタンラ山脈

6/27 (日)

サーバー移転の為、前回のUPが遅れました。申し訳ありません

22日から2泊3日で、ナムツォ(ラサから北方面の湖)に行って来ました。天候が一番気になるところですが…夕方から雨が降り出すことはありましたが、ナムツォの景色は十分満喫できました!
ラサからランクルで約5時間。ダムシュン(ナクチュ手前の町)からは峠越えと草原。ナムツォは今回で2回目で、初めて来たのは5年前でした。ナムツォ岸のタシ島は、すっかり変わってしまってビックリしました。
快適なテント風のゲストハウスも出来ていて、美味しい食事も食べれます。(しかし、高い!!ラサの2倍以上の値段。)
今回私達は、以前からナムツォにある旅館のクル(テント)に滞在しました。
タシ島には、二つの大きな岩山がありますが、初日はドチュン(小さい岩)をコルラし、2日目はドチェン(大きい岩)をコルラしました。
2日共、タシ島のアニラー(尼さん)が同行してくれ岩山の洞窟などの言い伝えを教えてくれました。
本当に沢山の色んな言い伝えがあって、結構面白かったです。グル・リンポチェが瞑想したと云われている洞窟や
自分の様々な罪を、拾った3つの石に託し、手は後ろにしたままコルラし罪の石を捨てる場所などなど……

昔からナムツォは、精神的な修行者達が瞑想などの為に集まる聖地でした。集まると言っても、それぞれ洞窟に篭り修行をするという……。ナムツォとは、チベット語で天の湖という意味で、その湖の色・空と融合した景色……確かに納得です。精神修行には、ピッタリの場所でしょう。標4,700mのナムツォの冬は、本当に厳しいらしく、旅館などはもちろん休みで少数の僧侶達のみが、その極寒の中静かに暮らすのみだそうです。アニラーの母親も一緒でしたが、彼女は年老いた現在ナムツォで娘のアニラーと一緒に仏教の修行をされています。チベットでは、よくあることらしいです。家庭を持っても子供達が一人立ちしたら、老後は静かに仏教の修行に専念するため聖地で精神的な修行をしながら生きるそうです。


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