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ラサ路地裏日記

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2004年8月

ブルーポピー
8/2 (月)

先週は、妹の付き添いで再びサムイェとナムツォに行って来ました。サムイェへは子供も連れて行きましたが、帰りは最近の長い雨のせいで浅かった小さい川が大きな川へと変化し運悪く私達のランクルが泥濘にはまり、皆で車から脱出。川の水はホント冷たかったです…。その後約2時間ほどランクルが追っかけて来るまでは徒歩。そんな中、息子は夫にオンブされながら、超ご機嫌(^^;

ナムツォは日帰りで、行きの山道は辺り一面雪で真っ白でしたが、ナムツォに着いたら運良く晴れたので、日帰りにしては景色を十分満喫出来ました!タシ島のドチュン(小さい方の岩山)の頂上に上ったら、一ヶ月前に来たときには無かった建物らしきものが…。近くのチベット人に聞くと、大きな休憩所を建設中とか。こんなものいらないのに…と、思うのですが(^^; 何年後かには随分ココも変わることでしょう。。
そうそう、岩山にはぽつぽつとブルーポピーが咲いていました。ナムツォと同じ透き通るような青い色の花びらがとても印象的でした。

 

トュンパ

8/8 (日)

最近のとんでもない!?身近なニュース。ツクラカン前にあったパーゴーーカフェが潰れ、中国のフライドチキンのチェーン店がオープン。なんで、わざわざこんなところに…と、ホント呆れる。。でも、オープン初日から結構お客さんは入っている模様。ラサにもそのうち、マクドナルドも入ってくるかもしれませんね…(^^;
最近、パーゴー辺りを歩いていると『リントュン』(ケサル物語)を道端で物語るトュンパ(語り人)を見かけます。
私も道なんかを歩いていて、その語り屋さんがいると、必ず立ち止まり拝見させていただきます。
物語っている最中の、その語り屋さんの素晴らしい表情&よく伸びる声に、思わず引きずり込まれます。
夫から聞いたのですが、昔このリントュンを物語る人たちは、字を読めない人が大半で、ある人は睡眠中の夢が物語の続きを教えてくれるそうな……。

 


巨大タンカ



皆、カタを投げる!



ヨーグルト

8/15 (日)

本日、チベット暦の6月30日から夏の最大イベント(祭日)『ショトン祭』(ヨーグルト祭)が開けました。私達は、7時半に家を出たのでタンカ開帳の瞬間には間に合いませんでしたが。デプン入り口からの道は沢山の参拝者で文字通り、押し合いへし合い…その後は岩山を上り進むと、目の前に『釈迦牟尼』の巨大なタンカが!
このタンカは全てアップリケで出来ているそうです。(コクダム) 僧侶達の声明・ギャリンなどの宗教音楽も、谷間に大きく鳴り響いている中、あちこちで焚かれているサン(お香)の煙の為、タンカ一面白くぼやけて見え荘厳な気配に満ちています。
私達は、さっき買ったばかりのカタ(白い布)をクタン(敬語=タンカ)目掛けて、エイッ……と投げ供えました。……が、なんと私のカタはクタンの端の保護ビニールの上に(^^; 夫はやはり、慣れているせいか、ちゃんとクタンに投げ供えました。巨大タンカが掲げられた少し下の方で、人の塊が…!?覗いてみると、こんなところでクショラー数人がミニカップでヨーグルトを販売(^^) 見るからに、ドロドロとして濃いそうなヨーグルト。夫婦共、朝食抜き&歩き疲れの為か…即購入。
(今日は、ホント良く歩いた……。殆どのバス・タクシーは、デプン下迄通行禁止。なので、途中からは歩いてデプン迄は約1時間半。)
一口食べて…「う〜ん。。濃いなぁ……。」って感じ(^^; 酸味も非常に濃い。ただの酸っぱいでは、無い。
なんというか…一口食べるたびに、お腹がギュッ……とその酸味の濃さに広がる感じ。こんな風に書くとなんか、美味しくなさそうな感じですが、味はオイシイです!でも、沢山食べれるもんじゃ無いかなぁ(^^;
それ位、キツク強いヨーグルトです。クショラーに聞くと、デプンの岩山に飼い放されているディ(雌ヤク)のヨーグルトだよと仰ってました。 チベット人は、お腹が緩むとヨーグルトが良い…と言いますが、コレはホント!息子にも試しましたが(^^;一気に治ります。インドでインド人から、同じような事を聞いた覚えもありますが…。
また、チベットではヨーグルトを食べると、眠くなるともよく言います。実際、お昼にショ・デー(ヨーグルトライス)を食べると必ず…その後、眠気が襲ってくる管理人(^^; 中には、就寝前に毎日ヨーグルトを飲む人もいるそうです。(寝酒みたいなもんですね。)

ショトン祭には、ノルブリンカでアチェ・ラモが5日間ほど公演されます。
次回は、その状況をお伝えいたします。




アチェラモ





クル(テント)でリンカを楽しむ!

8/22 (日)

今週は、幾日かノルブリンカにリンカ(ピクニック)&アチェ・ラモを見に行ってきました。ショトンということで、やはりノルブリンカ内はリンカをする人達で一杯!!
私達親子も、自宅からお弁当を用意して木陰でリンカを楽しみました。でも、最近のショトンのノルブリンカ内は、はっきり言って『ウルサイ』です(^^;
ショトンに合わせて、何社かのビール会社などがリンカ内でイベントを催したりしていて騒音に疲れてしまいます…。そして、あちこちにはゴミが……。
いつもお昼頃から行っていたので、ラモをじっくりと見ることが出来ませんでした…と言うのは、皆朝から場所を取っており、後から行くと、ホント!!人の山で、チラッとしかラモが見えないのだ。
なので、今朝は場所を取ろうと思い、10時前に一人でノルブリンカへ向かいました。思ったとおり、舞台の周りにはまだ20人位しか人が集まっておらず、私は即に椅子を借りに行き、正面の場所を確保!どんどん、ラモ見物の人々が集まってくる。しかし、中々始まらない。結局、1時間半ほどの後始まった。待ってる間、前に座っているお婆さん二人が時々話しかけてくる。「今日は、ドュルンからのラモだよ。でも、あんまり面白くないんだよ……最近も見たんだけどねぇ……。」と言いながら、持参のチャ・スーマ(バター茶)や果物なんかを食べながら、結構楽しそう。隣には孫連れの綺麗なお婆さん二人。やっと、ラモが始まり少し経つと、「面白くない……。」と、12歳位のその孫がボソッと言う(^^; お婆さんは、「そんな事言わないでぇ……ね!」と、
宥めている。ラモを喜んで見ているのは、やっぱり年配の人々。中には、毎日見に行く人もいる。

クル(テント)が風で波のように揺れ、正面舞台の奥には緑が生い茂り、舞台の片隅からは太鼓とシンバルだけという、
シンプルだが迫力のあるリズム・音……。
どこかで見たような、この風景……。そう、日本の薪能。薪能はもちろん夜に行われるが、自然空間と溶け込んだラモの舞台は薪能にも似ていると思った本日でした。





管理人一家は2004年9月から日本で暮らす事となり、「ラサ路地裏日記」は本日を持って終了いたします。
   短い間でしたが、訪れて下さった皆様、有難うございました!

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